没った！

今、記憶喪失アッシュ書いてます。
常識人アッシュって、何で苦労症になるんだろう（笑）
勤労青年アッシュがちょっと守銭奴っぽくて笑えます。

私が話を書くとき、初めから順を追って書いたり、書きたい所から書いたりと好き勝手にやっているんですが、
今回は書きたい所から書いてみました。

そしてちょっと書いたところで気付きました。


あ、今回はアッシュの一人称にしようと思ったんだっけ！

･･･思い切り没になりました（笑）
協力し合う仲良し兄弟がもったいなかったので、ちょっと載せておきますｖ



バチカルからトンズラ兄弟




「ルーク、跳べ！」
「おうっ！」
ルークが走る勢いもそのままにアッシュの組んだ手に足をかけると、アッシュはその勢いを利用して手を跳ね上げた。
高い壁に乗り上げたルークがアッシュに手を伸ばすと、間髪を入れず地を蹴ったアッシュがその手に掴まる。引き上げる力と壁を蹴る力が合わさり、二人は壁の上に立ち上がった。
追ってきた兵士たちを振り返り、にやりと笑うとその姿は壁の向こうへと消えうせた。
後には呆然とする兵士達が残された。

引き止めろと言う指令を持った伝令が追いつけないスピードで二人の焔は走ってゆく。
バチカルを後にして、自由の地に。
二人を引き止められるものなんか、もうここには何も無い。
息を切らし、大声で笑いながら焔たちは走って行った。

「なあアッシュ！　さっきのカッコよかった。『俺はただのダアトのアッシュだ！』ってさ。俺も言って良いかな？　」
「何をだ？」
ルークは自分の置いてきたもの全てに宣言するように高らかに叫んだ。

「･･･俺はただのルークだ！！」