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同人二次創作サイト(文章メイン) サイト主 tafuto
Posted by - 2024.11.01,Fri
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Posted by tafuto - 2007.10.17,Wed


 
閑話   その後のファブレ家   ※R15(?)  アスにょルク アッシュの性教育  
 
 
 
 

 
ある夜。アッシュがいきなり言った。

「ルゥ、性教育するぞ」
「うん!」
 
 
それを、うっかり茶を飲みながら聞いてしまったクリムゾンは、ぐぶぉへぁ!と見事な勢いで吹き出した。

「あああアッシュ!!」
「なんですか父上」
「何ですかではない!・・・まだルゥには、その、早いのではないか?」
「女に変わったのですから、身体のことを知っておく必要があるでしょう?」
「いや、それはそうだが、シュザンヌとかに・・・」
「元男性のルゥに、母上が教えろと仰るのか」
「い・・・いや・・・」
 
 
アッシュは、何かを懐かしむような顔をした後、クリムゾンに言った。

「・・・『前の生』の時、ルゥが父上に、どうやって子供を作るのか?と訊いた事がありました。父上はアッシュに聞け、と言って去っていきました。それはもう見事な逃げっぷりでしたよ」
「そ・・・それは私ではな・・・」
「父上には変わりありません。私は父上の指示の元、立派にやり遂げてみようと思います」
 

ルゥを連れて意気揚々と去っていくアッシュの後姿にクリムゾンの手が力なく伸ばされた。
「ああ~ルゥー・・・私の娘がぁ~・・・私の息子に~・・・」
複雑な男親心だった。
シュザンヌは、あらあら、孫の顔を見られるのも近そうね、と至極嬉しそうだった。
 
 
 
ファブレの息子と娘は、揃って風呂に入っていた。
「おいルゥ、『前』の時、子供の作り方教えたろう?覚えてるか」
「ん~・・・なんとなく」
「自分でやってみたか?」
「し・・・してないよ!そんな暇、無かったじゃないか!」
「何だ、情けねぇな」
「ぶ~」
 
 
アッシュは湯船の中でルゥの身体を抱き上げると自分の膝に座らせた。
「女の身体が成熟すると、此処から月一回出血する。子供を作れる証だ」
くちゅり、と手を滑らせる。

「ひゃあん!」
「お前はもう出血があったか?」
「ま・・・まだないよ、そんなもん」
真っ赤になったルゥが、アッシュを涙目で振り返る。
 

アッシュが鼻血を噴きそうになった。凄まじく可愛い!股間が熱を持っていく。
「あ、あれ?何かお尻にあたる。なにこれ?」
むにょん、と握られた。その手をがしっと掴んで引き離す。・・・ヤバイ、出るところだった。

 
「女が子供を作るには、男の精を身体に受け入れる必要がある。・・・つまり此処に」
つるりと指を一本入れた。
「や、やぁあん!」

・・・キツい。これは時間をかける必要がある。・・・持つか俺!頑張れ俺!
 
 
別な意味でも逆上せそうなアッシュは、ルゥを抱いたまま湯船から上がった。
ルゥは、はふはふと真っ赤になってアッシュにしがみ付いている。
洗い場で膝に据わらせ、ゆっくりと胸を弄った。ぷくりと立ったピンク色のふくらみを、爪でひっかくようにすると、ルゥは身を捩った。

「やぁ・・・そこさわんないでぇ」
「何だ、気持良いんだろう?」
耳に舌を差し入れるように話すと、ぴくん、ぴくんと背が反った。
 
 
「女が気持ちよくなって来ると、此処が濡れてくる。男を受け入れてもいいって言う状態だ」
ぬるっ、と指を受け売れたそこは濡れ始めていた。糸を引くそれをルゥの目前に差し出す。
真っ赤で声も無いルゥの、濡れた場所を指で弄る。くちゅくちゅといやらしく音が鳴る。
「きゃあん、あっ、あっ、やぁ、へんになっちゃうよぉ」
 

「此処に、男の性器を受け入れて、男が達すると、精が注ぎ込まれる」
一声たかく啼くと、ルゥははじめての絶頂に達した。
感度は抜群だ。

朦朧とするルゥを膝に座らせたまま、アッシュは自分自身を手で扱いた。
このまま続けるにはルゥはまだ幼すぎるのだ。じっくり行こう。自分に言い聞かせる。
 
 
身体を洗って、綺麗に流してやる。
あんっ、とか可愛い声が聞こえるが、あえて聞かない振りだ。また大きくなってしまう。
 

立てないルゥを抱き上げて部屋に連れて行ったアッシュを見たクリムゾンは涙に咽んでいた。
後で、まだ最後までやってませんと告白したアッシュに、シュザンヌはあら、だらしないわと発破をかけた。


そんなもんかと思ったアッシュは、次の機会にはしっかり美味しく頂いたのであった。
 
 
 


 
2年後、若くして国王を継いだアッシュの隣には、純白のウエディングドレスを来たルゥの姿があった。
幸せそうな笑顔を浮かべたその体内には、小さな命が宿っていた。
 
 


 

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Posted by tafuto - 2007.10.17,Wed


 
 
いよいよ大地降下の日を迎える事になった。
 
 
ラジエイトゲートはルゥとアスラン、ジョゼット、シンク。あと白光騎士が数名と治療師。
アブソーブゲートは、アッシュ、シリウス、ヴァン、リグレット、ラルゴ、アリエッタとお友達。

ルゥたちは、ラジエイトゲートの魔物を殲滅してパッセージリングの書き換えを済ませると、アッシュからの連絡を待った。
しばらく待った後、アッシュからの連絡が入った。いよいよ降下だ。
 

この為に、人民は安全な所に集められている。皆、固唾を呑んで祈っているはずだ。
通信を入れっぱなしにして、アッシュとルゥは声を掛け合いながら超振動を使い始める。
軽い振動の中、大地はゆっくりと降下して行った。・・・振動が止まる。
降下が終了した合図だった。
 
 
ルゥはジョゼットとアスランに抱き留められながら、アッシュ、やったアッシュ!と泣き笑いしていた。シリウスは座り込んだアッシュの肩を抱き、アッシュごとヴァンに抱きしめられていた。
皆、笑顔が零れていた。
 
 
家の中でじっと息を潜め、祈りを捧げていた人々は、振動がやむと次々に外に飛び出した。
人々は喝采を叫んだ。これで人類は消滅を免れたのだ!預言は、覆されたのだ。
歓声を上げ、だれかれ構わず抱き合いながら喜びと感謝を捧げる。
 

 
世界は救われたのだ!
 
 
 
 
それぞれの国に戻ると(アッシュはファブレ家に帰っていった)功績のあった者は英雄と称えられた。
アッシュは『アッシュ・フォン・ファブレ』として、ファブレ家の長男と認められ王位継承権を与えられた。
ルゥには『ルーシェル・フォン・ファブレ』としてファブレ家次男と正式に認められようとしたが、それに本人が待ったを掛けた。
 
 
「あのね、俺、ずっとアッシュと一緒に居たい。兄弟だと、いつか結婚して離れ離れになっちゃうだろ? だからね、アッシュと話し合ったんだけど・・・・・・ ローレライに女にしてもらってアッシュのお嫁さんになりたい!」
 
クリムゾンとシュザンヌはぽかんと口を開いて固まった。
 
 
「父上、母上。ルゥが成長して俺との身体の差が少なくなると、大爆発の起きる危険があると、ローレライに言われているのです。それを防ぐには、また何年かルゥを眠らせるか、ルゥの性別を変えるしかありません。俺はもうルゥを何年も寝かせたくはない。自分の半身とはもう離れたくないのです。お願いします」
 

頭を下げるアッシュに、シュザンヌは微笑んだ。
「いいんじゃないかしら・・・ねぇ、あなた。この子達のいちゃつき(コホン)・・・仲の良さはもうわかり切っていますもの。わたくしも今さら何年もルゥと会えなくなるのは、いやですわ」
「そ・・・そうだな。二人はお互いの半身。引き離すことは出来まい。認めよう」
 

こうしてルゥは『ルーシェル・フォン・ファブレ』というアッシュの伴侶として正式に認められ、王位継承権も与えられる事となった。
まだ若いので、結婚は数年先だが。
 
 
 
ルゥはみんなとタタル渓谷に行って、ローレライに女性に変えてもらった。
初々しく可憐な少女のルゥにアッシュはべろんべろんに惚れ直し、(一から仕込んで、いや色々教えてやろう!と心に誓った)シュザンヌは娘も欲しかったの!と喜んだ。そして何年後かには孫の顔も見られるかしら!と期待を込めている。
クリムゾンの戸惑いは、ルゥに「父上v」とにっこり笑って呼ばれたとたんに吹き飛んだ。
見事な親馬鹿の誕生だ。
 
 
インゴベルトは、ナタリアと『ルーク』の婚約が解消されてしまったのでちょっと残念そうだったが、アッシュとルゥの仲の良さは知っていたので諦めた。数年後には二人に王と王妃になってもらおうと画策している。(ちなみにナタリアは王女として、その後ピオニーに嫁いだ)
 
 
シリウスはアッシュとルゥに仕えながら、時々ダアトからやってくるヴァンと相変わらず痴話喧嘩している。
ヴァンがオラクルを辞めてバチカルに越してくるのも時間の問題かな、と生暖かい目で見られているのにヴァンは気が付いていないようだ。
ダアトはしたたかなリオと悪女に目覚めたリグレットに任せておけば問題無いし。
 
 
 
 
 
ダアトの大聖堂には、ローレライの宝珠が納められ、囲いの隙間から誰でも触れる事が出来た。
消滅預言とユリアの願いを知った人々は、二度と戦争などの為に大地を瘴気で汚染させまいと誓い合った。
戦争を起こそうと考える者はいなくなった。
 
 
 


 
宝珠の台座にはこう彫られている。
 

『ユリアの願いは勇気ある者達によって叶えられた』
 
 

 
 
こうして、預言は覆された。
・・・皆、幸せに笑って暮らし続けている。
 
 
 

                                                                                   THE END
 
 

 

 

 
閑話   その後のファブレ家   ※R18  アスにょルク   
 

Posted by tafuto - 2007.10.17,Wed

 

 
一週間ほどそれぞれゆっくり過ごし、疲れを取ると、アッシュとルゥ、シリウスとヴァンはユリアシティに向った。(ちなみに皆それまでファブレ邸でのんびりしていた。アッシュとルゥのいちゃつきぶりは両親にも呆れられていた)

ユリアシティの端、港の広場で、いよいよ瘴気中和が行われる。
 
 
 
アッシュとルゥが、ローレライの剣を向かい合って捧げ持ち、シリウスとヴァンがそれを囲むように向かい合った。
二人の大譜歌が重なるように流れ始める。それは、見事なハーモニーとなってその場に響き渡った。
 

天から光が降りてくる。白光の中に朱金が踊る。

(聖なる焔の光よ、我が力を貸してやろう。今こそ、その力を解き放て)

アッシュとルゥは剣を頭上に突き上げると、力を解放した。
溢れた光は、渦を描くように上空へと立ち上り、拡散していった。
 
・・・そのあとには、澄んだ大気が残された。
 
 

ユリアシティの人たちが、先を争うように飛び出してくる。
どの顔も驚愕に彩られ、それはすぐ喜びに溢れた。

「聖なる焔の光よ・・・2000年に渡り病んで来た大地の浄化を成し遂げてくださった事に、感謝を捧げます」

テオドーロが膝を付き、頭を垂れた。人々も、次々とそれに倣っていった。
それに笑顔で答えると一同はアルビオールで外殻大地へと戻って行った。
 
 

アッシュは疲れてしまったルゥを膝に抱いて寝かしつけてやる。ローレライの手助けの分、『前回』より数段楽には違いないのだが、まだ幼いルゥは疲れてしまったのだ。
ルゥもアッシュの胸に寄り添い、寝息を立てている。

(やったな!)
一同は声を出さずに笑顔で頷きあった。
ファブレ邸に戻ると、赤毛達は心配していたシュザンヌやクリムゾンに抱きしめられ労われた。
 
 
 
いよいよセフィロト巡りが始まるのだが、ひと悶着起きた。
 
「俺だってリングの操作は出来る! 手伝えるよ!」
「お前はまだ幼いんだ、すぐ疲れちまうじゃねぇか! 時間に余裕はあるんだ。最後の降下まで休んでろ!」
「うわーん、アッシュのばかー!!」
「ばかじゃねぇ!」
 
「あんた、シュレーの丘でユリア式封咒解いたろ。瘴気を体内から排出できたのかよ」
「しかし、お前ばかりにやらせるわけにはいかん!」
「俺は何ヶ所解いても、瘴気を排出できるから体に異常は出ないんだよ!」
「セントビナーでボロボロだっただろうが!」
「あれはすでに瘴気にまみれてたアクゼリュスと、ネクロマンサーの所為だろ!」
「しかしだな・・・」
「うるせぇ! 早死にしたいのか!」
 
 
・・・つまりは、お互いの体を心配した痴話喧嘩なのだろう。
口も挟めず傍観していたクリムゾンは溜息をついた。
 
 
 
結局ルゥとヴァンが折れた。
確かに時間的余裕はあるので、一ヶ所に2週間もかければ疲れは残らない。また、シリウスにローレライの宝珠をコンタミネーションしておけば、拡散作用により瘴気の排出が進むと解った。
ルゥとヴァンはしぶしぶ諦めた。
最もヴァンはセフィロトの魔物退治に付いていく気満々だったが。

涙顔のルゥに見送られて(しょっちゅう戻ってくると約束させられた)、六神将とシリウスはパッセージリング巡りに旅立った。
 
 
順調に書き換えは進んでいった。
 
 

 


 
 
閑話  シンク、呆れる
 

 
「ねぇ、あいつらっていつもあんななの?」
心底うんざりとシンクが呟いた。
メジオラ高原のパッセージリングの前だ。
 
 
「シリー、瘴気をもらって疲れているのではないか。抱いていってやろう」
「一人で歩けるってば。あ、馬鹿、降ろせ!」
「せめてこれくらいはさせてくれ」
「ああもう!わかりました! じゃ、上までね。アルビオールまで抱いてったら殴るかんね!」
「何ならベッドまで抱いていってやろうか」
「馬鹿! このエロオヤジ!」
 
「・・・・・・・・・」

どこのバカップルだよ!勝手にイチャイチャしてれば!
主席総長の尻に敷かれっぷりに呆れて背を向ければ、視線の先でアッシュがルゥと通信機で話している。
 
「ルゥか、こっちはメジオラ高原が終わった所だ。 ・・・大丈夫だ、疲れていない。 ・・・そうか、わかった。すぐ帰るからいい子にしてろ・・・ああ・・・・・・(ちゅv)」

あっまーいラブコールが聞こえてくる。耳が溶けそうだ。
あんたたち毎日、毎晩、よく話すことあるよね。新婚カップルかってんだ!
 
 
シンクは深く溜息をついた。
ちなみに他の六神将は、もう慣れっこなので微笑ましく見守っている。

この状況を変に思うのは自分だけですか、そうですか。
シンクは一人、遠い彼方を見つめた。
 

こうして、あまりスレてないシンクは、立派にスレていったのであった。
 


 
 

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